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2011/12/23

文化事業は最優先

クリスマスを目前にして、ベネズエラでは各地でクリスマス・コンサートが開かれています。ショッピングセンターや公共施設などでは、無料で演奏を聴くことができ、またその模様がテレビ中継されるので、家にいても、クリスマスの雰囲気をたっぷり味わうことができますnote

でも、ベネズエラの経済状況は悪くなるばかりです。政府系のテレビ局では、「こんなに生産が伸びた」「住宅がこんなに増えた」などの宣伝をしていますが、0からスタートした公的部門が、民間企業を買収・接収するなどして生産を伸ばしたという実績を述べているだけで、国内全体で見ると、民間企業の生産量は減り続けています。また、公的部門も多額の対外債務を抱えています。賃金の支払いも遅れていて、各地で抗議行動が行われています。

相変わらず牛乳は市場になく、先週はスーパーマーケットに届いたばかりのロングライフ牛乳の前に人だかりができていましたsad

これが日本だったら…

「クリスマスコンサートなんかやっている場合じゃない! そんな金があるなら、本業に力を入れなさい」
「まずは牛乳を供給したり、住宅を建設したりするのが先でしょう」
「お金は年30%のインフレに見合った賃金上昇分に当てるべき」
「役所は財政削減しないと」

といった声が聞こえてきそうです。文化事業は余裕があるときにやるもので、業績悪化によって恒例のコンサートが中止になっても「残念だが仕方ない」との認識です。

でも、ベネズエラは全く逆です。各種の文化事業を行っている PDVSA La Estancia(国営石油会社が運営している文化センター) ですが、今は国内に3か所、来年、さらに2か所がオープンするそうです。

植物園のような公園  ラ・エスタンシア

この違いは?  

持てる国(ベネズエラ)持たざる国(日本)との違いが大きいのかもしれません。日本では経済活動がストップして、国民全員が生活保護受給者になるということは事実上不可能ですが、ベネズエラではそれが可能です。豊富な資源を抵当にして、外国からお金を借りることができるのです。今は中国がベネズエラに多額の資金提供をしています。

ちなみに、ベネズエラは国籍に関して生地主義を取っていて、外国人夫婦でも、ここで生まれた子どもはベネズエラ国籍を取得できるそうです。リスク管理という面では、貴重な国籍かもしれませんlovely


PDVSA La Estancia で行われているコンサート
(ずっと昔は コーヒー農園(la hacienda)でした。ここはコーヒーを天日に当てて、乾かす場所だったそうです)

Concierto1101


コンサートの最中、年齢には関係なく踊っています。

Concierto1102


テントの外側の人たちも踊っています。

Concierto1103


公園の中の木にぶらさげてあるメッセージ 連帯(solidaridad) とあります。

Concierto1104


社会主義(socialismo)も入っていました…

Concierto1105


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